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小学生の自閉症について質問です。
小学5年生の娘ですが、
先日児童精神科で自閉症と言われました。
知能検査はまだ結果待ちです。
人に会いたくない、話したくない言って、3ヶ月不登校でしたが、いまは少しずつ保健室登校から始めて、いずれは教室に戻りたいようですが、なかなか保健室でも行き渋りがあり、この先が不安です。
自閉症で人に会いたくない、話したくない、そういう子達の居場所はどこになりますか⁇
今日も保健室行ってきましたが、2時間がしんどい様でした。
エビリファイという薬をもらって、辛かったら飲んでと言われたのですが、
もし教室に入った時に、人に会いたくなくてパニックを起こすとか、イライラしたりしだした時が服薬する時ですか?
なら無理に教室に行かせる必要はないでしょうか?
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この質問への回答7件
保護者さんを責めているわけではないのですが、厳しい内容になってしまうことをお許しください。
まず、「居場所」について。
これまで通常学級在籍ということで良いでしょうか?
また、この年齢になって初めて自閉症と診断がついた、ということは、おそらく知的な面に関しては、軽度~知的障害無し、ということが考えられます。
たいていの場合は、このタイプの子どもは、特別支援学級の「情緒・自閉症学級」になるかと思います(知能検査の内容によっては知的支援学級のことも)。
他にも「通級指導教室」というものもあります。
ただ…ただ、本当にコレが「厳しいこと」になるんです。
「支援学級に転籍させてください」「通級指導教室を使わせてください」とお願いして、「ハイどうぞ」とはならないのです(年度途中での転籍は不可のことが大半)。
基本的には、支援学級を希望する前年の6月頃に自治体の教育委員会を交えた「教育相談」に申し込みをし、面談やら何やらを経て、10月頃に「支援学級在籍の可否」が通達されます。
ということは、お子さんの場合は今から支援学級希望を出しても、支援学級は「令和8年度」から、つまり「中学入学のタイミング」です。
ただ、不登校や保健室登校、さらに正式な診断が出たということもありますので、可能性は低いものの、情緒支援学級に人数的余裕があれば、ワンチャン、6年生から在籍できることもあるかもしれません。そこは、学校と教育委員会との交渉次第です。
さらに、「中学から支援学級へ」と希望するとしても、です。
「義務教育終了後の進路」が立ちふさがります。
基本的には、「支援学級在籍」だと内申点が付かない、という中学が大半です(理由は割愛しますが、中学の教科担任制カリキュラムの都合が大きいです)。
そうなると、内申点が重視される公立高などへの進学に制限が出ます(裏技があるにはありますが)。
一部の中学では、支援学級在籍でも「学校独自の条件を満たせば内申点を付ける」というところもあります。そこは学区中学の情報を徹底的に集めるしかありませんし、先に述べた「裏技」も保護者が動く&交渉しかないので、まさに「情報戦」です。
私が住む自治体では「内申点のため」で無理矢理に通常学級に在籍して、不登校になっちゃった場合、内申点のところは「/」で評価されないんです(1すらつかない)。
そうなると、それこそ本末転倒。
「1年生から内申評価です」という自治体でも、支援級でシッカリ底上げして、中2の途中か中3あたりで通常学級に転籍して「ゼロじゃないだけマシ」ということで内申をゲットするという方法もあります。
こういう方法が「可能」かどうかも含めて、全力情報収集です。
これらを読むと絶望してしまうかもしれませんが…
不登校でも内申点が付かない支援学級在籍でも、「進路」はちゃんとありますので心配しないでください。
(高校から先の専門学校や大学に進学することも可能です)
支援学級以外の居場所としては「放課後児童デイサービス」などを利用されてはどうでしょうか。
(※息子は過渡期でしたので、放デイを利用できなかった世代です)
コチラのサイトでも、地域の放デイを検索できる便利システムがありますね。
今は、目的別に放デイがありますので、お子さんの特性に合わせた放デイをチョイスすれば、「居場所」は確保できるかと思います。
他には不登校に特化した「適応指導教室」というのもあります(自治体設置)。
ぜひ情報を集めてみてください。
服薬について。
我が家もエビリファイを服用していました。常用から頓服扱いに変わったというかたちです。
我が家の場合は、頓服扱いになった際でも、「今日はシンドイかもしれない」で、事前に服用(朝イチ)してから登校です。
「シンドイかもしれない」は、通常学級での過ごしが多い日、行事の日、です。
ココは直接のリンクを貼ると弾かれてしまうので、
cocoromi-mental.jp/cocoromi-ms/psychiatry-medicine/aripiprazole/about-aripiprazole/
コレでググッてみてください。
エビリファイは副作用も比較的マイルドだと思います。
「服薬が心配」ということであれば、「卒薬」は目指せると思います。
我が家は1歳代からかなりの量の服薬をしてきましたが、いずれも中学卒業の頃には卒薬しています。
もちろん、「卒薬」については自身の特性理解や支援体制の構築などが関係しますので念のため…
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うちの子はエビリファイを常用しています。頓服としても使えるんですね。副作用が心配なら、登校しようと思う前日の夜に飲んでみるのはどうでしょう。それか登校前に。即効性のあるお薬ではないと思うので、パニックになった時に飲めば落ち着くという感じではなかったような…
飲んでおくと、比較的落ち着いて過ごせたり、イライラしにくかったりするようです。完全に抑えられるわけではないので、お守り代わりぐらいで。
今、少しずつ保健室登校できているなら、すごいと思います。
うちの子の小中学校では、不登校のお子さんが通級を利用するケースが見受けられました。教室には入れないけど、個別でSSTを受けたり、勉強や進路について相談したり、担任の先生がお便りや課題を持ってきて面談したりしているそうです。
またうちの自治体では適応教室というものがあり、学校に行けない子が勉強したり運動したりする場所になっています。在籍校には行かず、定期的にそちらに通っている子もいます。
うちの子は不安が強く、学校で何度かパニック状態になって、みんなに迷惑をかけてしまった、とか、どんなふうに思われたか?とか、またパニックを起こしたらどうしよう?と心配になり行き渋りをしました。
お子さんも何か不安があるんでしょう。自閉症の特性が分かりませんが、人の気持ちが分からなくて友人関係がうまくいかないとか、逆に人の気持ちに共感しすぎて辛くなるとか、失敗が怖いとか、何をするか見通しが立たないから不安とか…。過敏で疲れやすい子も多いです。苦手なことがあるという子も。(体育、音楽、休み時間、給食、行事など)
お子さんの特性を理解しているでしょうか?苦手なことや得意なこと、性格、行動パターン、不安の原因。そういったものを整理して、(今すぐではなくても、いつかは)お子さん自身も自分のことを理解していけるといいと思います。
話せる先生ができたり、通級や支援級を利用できたり、デイを利用できたり、定期的に登校できるなど安定してきたら、お子さんの気持ちを聞き出して自己理解を深めるとよいのでは?安定したら、です。今はまだ不安定だと思うので、焦らずに…
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不登校経験者の当事者です
娘さん、よく頑張っている(頑張りすぎなくらい頑張っている)と私は個人的に思います
今までも発達特性からとても大変なこと、辛い思いも多々あった中で、不登校になって……3ヵ月で保健室登校まで回復…できすぎなくらい順調な回復だと思います
ただ…「保健室登校してみようかな?」と娘さんご自身が思っているのならまだ良いのですが、担任や親御さんなどの大人に促される形なら、保健室登校に行き渋っても致し方ないと思います
今は無理に保健室登校を頑張ることはさせず、焦らずにお家での過ごす時間を大切にしてあげても良いかも知れません
"人に会いたくない、話したくない"……今そういう風に感じている子に、無理に「あなたの居場所はここです!」と居場所を与えるよりも、「お家は安全で安心できる場所、親御さんは絶対に味方だよ」と思わせてあげることが先決な気がします
もっと心が元気になって、そのタイミングで、フリースクールでも適応指導教室でも【居場所】については考えれば良いことだと思います
中学以降の進路も、今は特に通信制高校が多様化しています
なので娘さんのその時その時の状況に合わせて、無理のない範囲でひとつひとつスモールステップで進んでいくことが一番です
いち成人当事者の意見として、読んでいただけたら幸いです
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「裏技」について説明していませんでした。
内申点が付かない場合の「裏技」ですが、内申書に代わる「副申書」というものがあります。
これは、点数評価の内申書ではなく、「文章」で学校生活や勉強の部分に関してを評価するものです。
ついでに言うと、この「副申書」というシロモノは、中学支援学級担任でも「何ですかソレ?」と言うような、超マイナーな評価方法です。
さらに、「内申点」を評価基準とする高校を受験する場合は、「副申書」を評価基準として認めてもらえるかどうか…ということを受験前に受験校に確認しておく必要があります(副申書を評価基準にしてくれる高校を探し、在籍中学に情報提供)。
そういう意味では、まさに「保護者の情報戦」となるわけです。
他には、「内申点ゼロ」でも合格できる高校をチョイスする、という方法です。
内申点が無い分、当日の試験一発に賭けることになりますので、実際の学力(偏差値)より大きく下げることにはなります(内申点ゼロで受験可能かどうかを確認する必要もあります)。
とは言え……こういう特性を持った子どもの場合は、義務教育終了後の進路は、「偏差値どうこう」ではなく、「校風」や「支援体制」を最重要視での進路をチョイスしてください。
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うちの自治体だと適当教室とか通級とかなら、年度途中からでも利用できることが多いようです。
※空き状況にもよりますが
ただ、不登校3か月で保健室登校を始めたところだったら、学校に居場所を作ろうと焦らないほうが良いかもしれませんね。
本人が教室に行きたい、行けそうなら行かせてみせる、薬がお守りになるなら使ってもいいよと言って。
もう少しゆっくりしたいと言うなら見守ってあげても良いかもしれないと思います。
ただ、中学卒業後の進路について、フリースクールや通信を使うのか、検査結果によっては特別支援にすすむのか、調べて置いて損はないと思います。
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