こちらは専門家回答のQ&Aです。
保護者さまお悩みアンケートで応募のあった中から採用されたものとなります。
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ASDの4歳の息子の偏食が酷く、将来のことが不安です。現在は特定のパン、ポテト、決まった飲み物しか受け付けず、野菜を細かく混ぜるなどの工夫も全て見破られ、拒否される日々です。先日、栄養不足を案じて無理に一口食べさせたところ、数時間泣き叫び続け、私自身も精神的参ってしまいました。このままの食生活で成人したらどうしよう…いつかは食べられるようになるのだろうか……本人のトラウマにならず、かつ栄養状態を改善していくための現実的な介入ステップがあれば、ぜひアドバイスをいただきたいです。
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この質問への専門家回答1件
味覚や嗅覚、口の中の感覚が敏感なのかもしれませんね。そのような時は無理には食べさせず、まずお皿の上に乗っていることに慣れるところからスタートするのが良いでしょう。出したものは絶対に一口でも食べないといけないと思っていると双方が疲弊しますので、今は食べなくてもOKという思いで食事に臨んでいただくのがおすすめです。感覚器官が発達してきたり、他のお友達とごはんを食べるようになったりすると、口にできるものが増える傾向がありますので、諦めずに長い時間をかけ、食事が嫌いにならないようにまずは楽しく食事をすることが大切です。栄養状態の点については、栄養補助食品を取り入れていただく方法もあります。体重が減少していないかチェックし、もし全く増えなかったり減っていたりする場合はかかりつけ医を受診していただく方が安心です。
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コメント・体験談1件
こんにちは。
我が家の孫(8歳)もASDで、偏食あります。
ですが、体格も良く、運動神経も悪くないです。
年1回は血液検査を受けていますが、「栄養不足」を指摘されていないので、「偏食」に関しては放置です。
保育園の給食は食べれていましたが、小学1年生の時は苦労しました。
偏食の改善は、親がどれだけ努力しても限界があると思います。特にASDの子どもの偏食は、感覚過敏・不安の強さ・こだわり・咀嚼や嚥下の発達など複数の要因が絡むため、家庭だけで解決しようとすると親子ともに疲弊してしまいます。大切なのは、親が頑張り続けることではなく、“その道の専門家の力を借りること”です。
偏食支援の中心となる専門家は、まず 作業療法士(OT) です。OTは、味・匂い・舌触り・温度などの感覚過敏を評価し、子どもが「食べ物に近づける段階」を細かく設定してくれます。無理に食べさせるのではなく、触る・匂いを嗅ぐ・皿に置くだけなど、成功体験を積み重ねる方法を専門的に組み立ててくれる存在です。
次に、言語聴覚士(ST) も重要です。咀嚼が苦手、固さでパニックになる、飲み込みが不安定といった“食べる動作そのもの”の課題を見つけ、改善する訓練を行います。食べられない理由が「口の使い方」にある場合、STの介入は非常に効果的です。
さらに、管理栄養士 は、現在食べられる食品から栄養状態を分析し、必要に応じて栄養補助食品の選び方や食事プランを提案してくれます。「このままでは栄養が足りないのでは」という親の不安を、科学的に整理してくれる存在です。
そして、地域の 児童発達支援 や医療機関のリハビリには、OT・STが在籍していることが多く、偏食プログラムを持つ事業所もあります。子ども発達支援センターや発達外来のある小児科が現実的な相談先になります。
偏食は「親の努力不足」ではありません。むしろ、親が一人で抱え込むほど悪化しやすい領域です。だからこそ、専門家の知識と支援を受けながら、親子ともに無理のない形で少しずつ進めていくことが、最も確実で、子どもの心を傷つけない方法です。
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