締め切りまで
7日
上ちび出産が3月。仕事復帰が7月で、折りしも世間様では、諸々の学校期間が「夏休み」とやらに突入する頃。あつまの仕事は年度の第一繁忙期に突入します。
何しろ、「学校がお休みのときは稼ぎ時」。
学校さんのスケジュールの隙間に授業を組ませていただいている身ですから、この機会を逃すわけにはいきません。
産後のおもたーい体に鞭打って、暑い「夏の陣」を何とかかんとか乗り切ろうとしていた8月後半。
「ん?」
何かおかしいなぁ。
何かこう、体が違うなぁ。
あれあれ?そういえば、生理って来たっけ?いや、まだ授乳中だし、いや、仕事再開してから、ほとんど母乳でなくて、結局粉ミルクなんだけど、いや、でも。
あれ~???
そして、9月はじめに予想通りの陽性判定。
下チビちゃんがお腹にやってきたのです。
前年に引き続きの妊娠・職場に多大なご迷惑をおかけしつつ…っていうか、今となってはこの時あつまはちょっと間違ってたんだろうなぁ。
無計画と言われるかもしれないけど、マルコーついちゃうお年のあつまが、複数人出産しようと思えば、急ピッチでコトを進めるしかなかったわけですし、「子供を産む」という、自然の理について、罪悪感や後ろめたさを多少なりとも持ってしまうような状況って、たぶんおかしいんだろうと思います。
その結果、私はフルタイムで働いていました。もうちっと主張して、ちゃんと休めばよかった。
や、話がそれたよ。
で、この下チビちゃん、妊娠中から既に「おやおや?」でした。
まず、安定期を過ぎてから始まった不正出血。まあ、立ち仕事は確かにしていましたが、それでも上チビのときに比べてなるべく安静に、セーブしてと気をつけていました。にもかかわらずとまらない。
ホルモン剤を服用すれば止まり、ちょっと油断するとまた始まるの繰り返し。
それが妊娠6ヶ月から9ヶ月まで続きました。
次に腹囲。
一番増えるはずの最後の1~2ヶ月で、腹囲の成長と、体重の増加がぴたっと止まった。
おかしいと思いました。
でも、産婦人科の先生は何も言わない。淡々と検診して、エコーとって、でも何も言わないから、「きっと大丈夫なんだろう」と思っていました。
上チビのときも同じ先生だったし、昔からずーっとそこで開業している、地域では信頼されている先生だったし、まあちょっともうお爺ちゃんで、上チビの性別もきっぱり間違ってたんですが。
でも、
「この子大丈夫なんでしょうか?」
って、どう聞いたらいいんだろうか、わからなかった。
今思うと聞けばよかった。
自分がおかしいと思うこと、ちょっとでも気になることは、徹底的につっこんで聞かないとだめだ。それが生まれてくる子への親の務めなんじゃないかと思う。
それから、やっぱりお医者さんは、新しい設備のあるところがいい。
もしかしたら、新しい機械や設備がある最新の病院だったら、もっと前に覚悟できてたかもしれない。
そうこうしているうちに予定日。
上チビのときは、それから二週間待ったのに、下チビのとき先生は、
「三日だけ待ちましょう。それで出てこなければ処置します」
と言いました。
これだけでも既に怪しいでないのよ~!
ますます不安が募る中、結局、入院、処置。上チビと同じコースです。
唯一つ違っていたのは、陣痛から出産までの時間でした。
上チビは17時間かかったのに、下チビはわずか20分の分娩でした。
分娩台にのって、いきんで、でも「つるん」って出てきた。
え?
決定的におかしいのがわかったのはこの瞬間でした。
何かある。絶対違う。
もうこうなると「母の勘」としか言えません。
でも、おかしいのははっきりわかった。
その上、産声が聞こえない。
バンバンと背中をたたく音、「吸入!」と叫ぶ声、騒然とすル中、青いシートにのせられてやってきた下チビはとにかく小さかった。
看護師さんの
「女の子ですよ」
の声が忘れられない。
「”元気な”女の子ですよ」
とは言われなかった。
明け方4時5分でした。
その瞬間から、あつまの不安はどんどん膨れ上がり、そして、翌朝、病室に先生がやってきて言うのです。
「NICUに入れた方がいいと思います。」
そこから、下チビの怒涛の2ヶ月半が始まるのでした。
長くなりました。続きはまた次回。
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